スパムメールが送られてくるカラクリ

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スパムメールが送られてくるカラクリには大きく分けて『メアドランダム型』と『メアド流出型』、『広告メール受信承諾型』、『見込み客リスト型』の4つがあります。

メアドランダム型

これは、スパムメールが送信され始めた時期に最も多かったタイプのもので、送信者が宛先となるメールアドレスを英数字や記号をランダムに組みかえて、いわば当てずっぽうで送信するタイプのスパムメールです。宛先となるメールアドレスの生成はプログラムによって無作為に作られるというものでした。そのため、英文字だけのメールアドレスや文字列が少ないメールアドレスは比較的簡単に生成しやすく、実際にそういったアドレスの人は受信することが多かったのが特徴です。

しかし、この方法では受信者が存在するかどうかが不確定であることもあって、送信した数に対して確実に受信されるメールの数が少ないということから徐々にこの方法は使われなくなってきています。

メアド流出型

メアドランダム型よりも効率的なのが、このメアド流出型です。会員制サイトのサーバーへのハッキングによる個人情報の流出を元にしている他、悪質な業者が顧客名簿を売買するブラックマーケットも存在しています。出会い系サイトにおいては悪質なサイトに登録してしまうと、他の出会い系の業者へとその会員のメールアドレスが転売されて、他の出会い系からのメールが届くなどのケースが多く見受けられます。現在でも、このタイプのスパムメールは主流となっています。

広告メール受信承諾型

これはメアド流出型の中の転売型を発展させたもので、会員性のサイトなどに登録する際に“さりげなく”広告メールが送信されることを承諾させるというものです、法的には問題のない手法ですが、利用者が分かりづらいようになっていたり、送信されてくるメールの量が非常に多いなど悪質な意図を感じざる得ないケースが多いのが特徴です。悪質なサイトの場合、広告メールについての案内が長い利用規約の中に紛れ込ませるようにひっそりと忍ばせてあるのが特徴です。

見込み客リスト型

これは、スパム業者が保持している宛先リストの中から、送信する内容に応じて商品やサービスの購入につながりそうな人だけをリストアップしてスパムメールを送信するというタイプのもので、これが一番被害につながりやすいという面があります。それは、受信者の興味や関心を元にそれに合わせた内容のメールが送信されてくるということがその理由で、たとえば出会い系に関心があると分類されたメールアドレスに出会い系の別の広告メールを送りつけるなど、マーケティング的な手法を用いている点で、より高度でかつ悪質な手法と言えます。

現在の出会い系スパムメールの被害者の中で、この見込み客リスト型のスパムメールに釣られた結果被害に遭ってしまうという人が多い背景には、スパムメール送信者のこうした巧みな手法が存在しています。