スパムメールが止まらない理由

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これまで見てきた通り、スパムメールは返信やリンク先にアクセスするとより大きな危険を招くものです。スパムメールが無くならないのには、こうした受信者からのアクションが大きく関係しています。

相手にすればするほど、スパム業者には見込み客として重宝されるようになるという構造があるため、こちらが行動を起こせば起こすほど送られてくるメールが増えこそすれとまることはまずありません。

メアドの転売も止まらない要因

スパム業者間でメールアドレスが転売され続けることもスパムメールが止まらない大きな要因です。たとえ、最初にスパムメールを送った業者がいなくなったとしてもそのリストは他の業者に販売されるなどして使われ続けます。特に一度出会い系を利用した人のメールアドレスは、横のつながりの強い悪質業者間でグルグルと使いまわされるようにターゲットになってしまいます。したがって、一度リストに載ってしまったメールアドレスには半永久的にスパムメールが送られてくることになります。

低コストであるが故に止まらない

そして、こうしたことを可能にしているのが、“低コストで送信できてしまう”というスパムメールの特性です。一度リストを手に入れてしまえばメールを送るのには手間がかかりません。スパムメールは一般的なメールとは違いプログラムによって自動で送信されるため、送信するための通信費や手間、人件費がかからないためです。まさにこれこそがスパムメールが無くならない一番の理由です。

この低コストであることで、スパムメール業者にはたとえ1万人1日でも引っかかれば利益を出せるという特徴があります。しかも持っているメールアドレスのリストは1万人どころではないので、1回メールを送るだけで不当な利益を相当量上げることができるというわけです。

したがって、すべてのスパムメール受信者が無視し、100%削除し続けるという以外にスパムメールを止めさせる方法がないのが実情です。